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「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(2019年10月末現在)

厚生労働省が2019年10月末現在の「外国人雇用状況」の届出状況まとめを発表しました。⇒厚生労働省「報道発表」

外国人労働者数は1,658,804人で、過去最高を更新。 国籍別では、中国が最も多く418,327人、次いでベトナム401,326人、フィリピン179,685人。この3か国で全体の約60%。 在留資格別では「日本人の配偶者等」の身分に基づく在留資格が 531,781 人、「技能実習」が 383,978 人、「技術・人文知識・国際業務」等の専門的・技術的分野の 在留資格が 329,034 人。

【報道】

2019年外国人入国者数(速報値)

出入国在留管理庁から、昨年の「外国人入国者数」が発表されました。 これによると、外国人入国者数は約3,615万人で、過去最高とのことです。⇒法務省「令和元年における外国人入国者数及び日本人出国者数等について(速報値)

【報道】

ちなみに上記の「3,615万人」というのは、在留資格を受けない「船舶観光上陸許可」,「寄港地上陸許可」,「通過上陸許可」,「乗員上陸許可」,「緊急上陸許可」,「遭難上陸許可」、「一時庇護のための上陸許可」を含む人数で、新聞報道の「3,119万人」はそれ以外の人数になります。

特定技能「技能評価試験」

在留資格「特定技能」取得のための技能評価試験について、国内で受験する場合は、以下の人には受験が認められていませんでした。

(1)中長期在留者でなく,かつ,過去に本邦に中長期在留者として在留した経験がない方
(2)退学・除籍留学生
(3)失踪した技能実習生
(4)「特定活動(難民申請)」の在留資格を有する方
(5)技能実習等,当該活動を実施するに当たっての計画の作成が求められる在留資格で現に在留中の方

4月1日からは、これが緩和され、在留資格を有していれば、上記(1)~(3)に該当する場合でも受験可能となります在留資格「短期滞在」でも受験可能です。⇒法務省

【報道】

介護福祉士試験特例延長方針

厚生労働省は、介護福祉士を養成する専門学校や大学などの卒業生が、国家試験に合格しなくても暫定的に資格が与えられている2021年度までの特例の経過措置を2016年度まで延長する方針。

『日本人論の危険なあやまち』

高野陽太郎『日本人論の危険なあやまち』(ディスカヴァー携書) を読了。ブログ『しょうちゃん堂読書日記』を更新。2019年最後に購入、2020年最初に読了。

文化や文化差について判断するときには、事例に惑わされることなく、実証的な研究を調べてみるべき…(中略)…適切な研究が参照できないときには、判断を保留…(中略)…自分の体験や、伝聞をもとにして、「この文化は…」と断定している人がいたら、眉に唾をつけておく 

『日本人論の危険なあやまち』p.306

【出版社プレスリリース】「日本人は集団主義」という通説に科学的根拠なし!東大名誉教授が明かす『日本人論の危険なあやまち』 (2019.11.8)

【キーワード】対応バイアス/確証バイアス/文化ステレオタイプ

「特定技能」関連ニュース(12月)

2019年に読んだ本ベスト10

ブログ『しょうちゃん堂読書日記』で「2019年に読んだ本ベスト10」をまとめました。⇒ こちら

2019年一番最初に読んだのは岩城けいさんの小説『Masato』、最後に読んだのは『データでよみとく 外国人“依存”ニッポン』(光文社新書)でした。

2020年は一昨日に届いた『日本人論の危険なあやまち』(ディスカヴァー携書)からスタートします。来年はどんな本との出合いが待っているのか、楽しみです。 

『やさしい日本語』

庵功雄『やさしい日本語』(岩波新書)読了の件、ブログ『しょうちゃん堂読書日記』を更新しました。⇒2019年12月25日

関連ニュース

『日本語教育能力検定試験に合格するための 異文化理解』

鈴木伸子『日本語教育能力検定試験に合格するための 異文化理解』(アルク)を読了したので、ブログを更新しました。⇒ブログ『しょうちゃん堂読書日記』(2019.12.18)

現在、ニューヨークアカデミーの東京代々木校で講師をさせていただいていますが、「異文化理解・心理」では他に下記のテキストを参考文献とさせていただいています。

「特定技能」関連ニュース(11月)