日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)

2021年度の「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査」の結果が公表されました。

日本語指導が必要な外国籍の児童生徒数は47,619人、日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒数は10,688人で、両者とも増加。合計で日本語指導が必要な児童生徒数は58,307人となり、前回調査(2018年)より7,181人の増加(14.0%増)となりました。

【追記】

「言語学」参考文献

日本語教師養成講座「言語学」の最終授業で配布する参考文献一覧をブログにまとめました。⇒『しょうちゃん堂読書日記』(2020年3月30日)

一覧に掲載したもののうち、授業をするうえで一番参考にしていたのは、原沢伊都夫先生の『日本語教師のための入門言語学-演習と解説-』(スリーエーネットワーク)です。「異文化理解・心理」で使わせていただいている『異文化理解入門』(研究社)と併せて大変お世話になっています。

「異文化理解・心理」参考文献

講義を担当している日本語教師養成講座の「異文化理解・心理」で、受講者の方に配布する参考文献の一覧をブログ『しょうちゃん堂読書日記』にまとめました。⇒『しょうちゃん堂読書日記』2020年1月31日

2020年3月15日、以下の四冊をリストに加えました。

日本語教育能力検定試験対策としては下記3点がおすすめです。

受験を考えていらっしゃる方、ご参考まで。

『やさしい日本語』

庵功雄『やさしい日本語』(岩波新書)読了の件、ブログ『しょうちゃん堂読書日記』を更新しました。⇒2019年12月25日

関連ニュース

『日本語教育能力検定試験に合格するための 異文化理解』

鈴木伸子『日本語教育能力検定試験に合格するための 異文化理解』(アルク)を読了したので、ブログを更新しました。⇒ブログ『しょうちゃん堂読書日記』(2019.12.18)

現在、ニューヨークアカデミーの東京代々木校で講師をさせていただいていますが、「異文化理解・心理」では他に下記のテキストを参考文献とさせていただいています。

公認日本語教師

日本語教師の国家資格化について検討している、文化庁文化審議会国語分科会からパブコメの募集がでました。⇒「日本語教育能力の判定に関する報告(案)」についての意見募集の実施について

現役日本語教師の皆さんはもちろん、現在日本語教師養成講座に通っている皆さんも、どしどし意見を寄せて、日本語教育関係者が関心を寄せていることを数で示しましょう。私も何か意見を出したいと思います。受け付けは12月13日までです。

日本語教育能力検定試験

昨日は日本語教育能力検定試験でしたね。受験された皆さん、お疲れ様でした。

私が講師をさせていただいている日本語教師養成講座の受講生の方のお話では、「先生が授業で話されてたことが出題されてました」が、「話されてたなぁとは思ったけど、何と言ってたかは思い出せませんでした」ということで、残念!

皆さんの手応えは、いかがでしたか?日頃の勉強の成果は発揮できたでしょうか?

アルクの解答速報が出ています。早速、自己採点してみてください。因みに、マークシートで160点、正解率70%がおおよその合格ラインと言われています。ご参考まで。なお、他の機関から解答速報が出たら随時追加していきます。そちらもご参考ください。

【解答速報】

【来年の試験を目指される方】

アルクの「日本語教育能力検定試験 合格パック2020」が発売されました。私も昔受講した「NAFL日本語教師養成プログラム」に、当時はなかった検定対策の各種副教材がセットになった優れものです。今から1年じっくり本格的に学びたい方にお勧めです。


日本語教育の夏フェス2019

昨日はこまつなの会(ことばと学びでつながるなかまの会)さん主催の「日本語教育の夏フェス2019」で、午後のワークショップの一つ「変わりゆく入管政策―日本語教育者が知っておきたい改正入管法の見方―」で講師を務めさせていただきました。

事前にいただいたご連絡では定員50名のところ、59名のお申し込みがあったとのこと。 最終的な出席者数は確認していませんが、 大勢の方にお越しいただきました。皆さん、熱心にお話を聞いていただき、ついついしゃべりすぎてしまい、最後の質疑応答の時間を十分にとることができず、申し訳ありませんでした。

会場には凡人社さんもいらっしゃっていて、各ワークショップ担当者の著書や推薦書の販売もされていました。私は以下の3冊と6日に発売された『日本語』を推薦図書に挙げさせていただきました。 『日本語』 は、すぐに売り切れてしまったようです。やはり、「業界誌」の復活を待ち望んでいらっしゃる方が多いようです。

特に浅川晃広さんの『知っておきたい入管法 増える外国人と共生できるか』(平凡社新書)は本当にお勧めです。昨日、購入できなかった方も、もし機会がございましたら、是非ご一読ください。

夜の懇親会では、ワークショップをご受講いただいた日本大学のH先生、早稲田大学のT先生といろいろお話させていただき、とても勉強になりました。H先生、T先生、ありがとうございました。

そして、このような貴重な経験の場を与えてくださった、こまつなの会の皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

復刊『日本語』発売!

アルク創立50周年記念で雑誌『日本語』が1号限りですが復刊しました。

休刊前の『月刊日本語』で在留資格に関する連載をさせていただいたこともあり、今回も「編集協力」という形で参加させていただきました。

『日本語教師が知っておきたい「外国人受け入れ」最新動向』という特集の法律面での校正をさせていただき、『「日本で働きたい!」をどう実現に導くか~働く外国人への日本語教育~』という記事で取材を受け、また『今、日本語教師に求められること』というコーナーににメッセージを寄せさせていただきました。

日本語教育に携わる皆さん、これから日本語教師を目指される皆さん、是非、手に取ってご覧ください。